サービスを利用して独自ドメインをメール運用する
目次
1.はじめに
1.1 対象者
1.2 目標
1.3 Yandex.Mailとは
2.利用手順
2.1 アカウント作成
2.2 ドメインの認証
2.3 その他のDNSレコードの設定
3 メールの送受信
3.1 メール用アカウントの作成
3.2 メールアカウントのログイン
4 おわりに
5 参考資料
1.はじめに
アドベントカレンダー4日目の記事です。
こんにちは。今回は表題の通り、サービスを利用して独自ドメインをメール運用する記事となっております。
1.1 対象者
今回は下記の項目に当てはまる方を対象としています。
- 自宅鯖でメール鯖運用などは信用出来ないから常用したくないが、有料メールホスティングサービスにお金を使いたくはない方
- 独自ドメインを利用してメールのやり取りをしたいという方
- ちょっとドメインについて触れておきたい方
注1:ドメインの取得方法について解説はしません。
注2:事前に独自ドメインの取得していることが前提です。
1.2 目標
Yandex 360 for Businessを利用して、独自ドメインで作るメールで送受信を可能にする。
1.3 Yandex.Mailとは
Yandex.Mail(ヤンデックスメール)とは、ロシアのYandexが開発した無料メールサービスです。Yahoo! Japanに近い印象です。
2.利用手順
2.1 アカウント作成
まずはYandexのアカウント作成をします。
上から順に苗字、名前、ログインID、パスワード、携帯電話番号です。
日本の電話番号を利用する場合、+81の後に先頭の0を消した番号を入力します。
2.2 ドメインの認証
アカウントを作成したら、次にYandex 360 for Business pricingのページに行き、Mail for Domain ₽0を選択します。
そうするとこの様な画面が出るので、Set up emailをクリックします。
利用したい独自ドメインのメールを入力し、Add domainをクリックします。
クリックした後、ドメイン認証をする必要があります。今回は、DNSレコードでの認証をします。
各自取得したドメインのレジストラのDNSレコード設定画面へ行き、
TTL | TYPE | ホスト名 | VALUE |
---|---|---|---|
21600 | TXT | @ | yandex-verification:表示されている英数字 |
の設定を適用します。(必要に応じてTTLを21600にしてください。)
適用にしたのち、Verify domainをクリックします。
正常に設定した場合は、このような画面が出力されます。
2.3 その他のDNSレコードの設定
MXレコード、SPFレコード、DKIM署名、CNAMEレコードの設定をする必要があります。
TYPE | ホスト名 | VALUE | 優先順位 |
---|---|---|---|
MX | @ | mx.yandex.net | 10 |
TXT | @ | v=spf1 redirect=_spf.yandex.net | |
TXT | mail._domainkey | v=DKIM1…から始まるDKIMをコピーします。 | |
CNAME | domain.mail.yandex.net |
設定が終わると上のようになります。(反映されるのに最大で72時間かかります。)
3 メールの送受信
3.1 メール用アカウントの作成
右の欄からUsersをクリックし、その次に+Addをクリックします。
そうするとアカウント作成の画面が出てくるので適当に設定します。
Usernameに該当する部分がメールアドレスになります。
3.2 メールアカウントのログイン
https://mail.yandex.ru/ にアクセスし、右上のプロフィール画像ボタンからAdd accountをクリックします。
先ほど作成したメールとパスワードを入力します。
入力してログインしたのちに、上のような画面が出てきたら完了です。 お疲れ様でした。
4 おわりに
Ubuntuにメール鯖を構築する記事を書いてもよかったのですが、サーバーがダウンするとメールが受信できなくなるなどの不便さがあるので、こちらを書きました。
これを機にドメイン取得して、自分のドメインでメールのやり取りとかしてみてはいかがでしょうか。
5 参考資料
https://yandex.com/support/business/quick-start.html
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