Sambaでファイルサーバ構築
家にサーバを立てようと思い、ミニデスクトップPCにSambaを導入してファイルサーバを構築していきます。
目次
1.対象読者
2.Sambaとは
3.ファイルサーバ構築手順
3-1.各々のインストールと設定
3-2.アカウント、フォルダ管理
3-3.WindowsまたはMacでアクセス
1.対象読者
- サーバを立ててみたいがどうやって構築したらいいのかわからない
- 家で実際にサーバを稼働させてみたい
2.Sambaとは
Smabaは簡単に言うとファイルや動画などのデータを保存できるサーバです。NASのようなものと考えてもらって大丈夫です。NASほど多機能ではないですが…
LinuxやWindows、Macなどの端末からのアクセスが可能なんです。
動作環境
- CentOS7
- Samba(4.7.1)
3.ファイルサーバ構築手順
3-1.各々のインストールと設定
sambaのインストール
必要なパッケージをインストールしていきます。
とりあえず、samba本体、sambaのクライアント用コマンド、samba機能ライブラリ、samba機能ライブラリコマンドのインストール
firewallの設定
firewallの設定を設定して、アクセス許可をしていきます。
SELinuxの設定
SELinuxの設定をしていきます。
自動起動の設定
smb,nmb,winbindは様々なサービスを提供するデーモンです。デーモンは,LinuxやUNIXにおいてメモリ上に常駐して様々なサービスを提供するプロセスを指します。smbはファイル共有サービスとプリンタサービスを提供するデーモン、nmbはNetBIOSネームサービスを提供するデーモン、winbindはWindowsネームのユーザとグループ情報をLiunx(Sambaサーバ)側で共有する機能を提供するデーモンです。
ワークグループの設定
Windowsと同じワークグループに属するようにsmb.confの設定内容を変更します。
デフォルトでは"MYGROUP"となっているはずなので"WORKGROUP"に書き換えます。
各サービスの起動
とりあえずここまでで細かい設定は終わりなので各サービスを起動
3-2.アカウント、フォルダ管理
Sambaアカウントを追加
アカウントの作成をしていきます。
Sambaアカウントの一覧表示
作成したアカウントの確認
Sambaアカウントのパスワードを変更
すでに作成したアカウントのパスワードの変更をする場合
Sambaアカウントの削除
作成したアカウントの削除をする場合
Sambaグループの追加でユーザをまとめて管理
グループでアカウントをまとめて管理する場合
どんなgroupを作成したか忘れてしまった場合は、
groupの一覧が/etc/groupに保存されているので確認してみてください。
フォルダを作成
これから使っていくフォルダの作成
smb.confの設定
特定のユーザへのアクセス権を与えるために、smb.confファイルに必要な設定を書き換えます。
新しく作成するフォルダの設定は一番下にどんどん作成していきましょう。
Sambaの再起動
この辺りで再起動
ACLの編集
rは書き込みの許可、wは読み込みの許可、xは実行の許可が与えられているかどうかが表示されている。-はその許可がないことを指します。
パーミッションの変更
参考までにこちらのサイトでわかりやすく解説してくれています。
3-3.WindowsまたはMacでアクセス
Windowsでアクセス
1.エクスプローラーを開けて、左のバーから「PC」を開く
2.上のメニューバーから、「コンピューター」を選択すると、下にさらにメニューバーが展開されるので、「ネットワークドライブの割り当て」をクリック
3.ドライブは他のと被らないように適当に選ぶ。フォルダーは「¥¥(サーバのIPアドレス)¥(保存先のフォルダ名)」を入力
4.サーバ側で登録したユーザ名とパスワードを入力
Macでアクセス
1.Finderを開く
2.上のメニューバーの「移動」から「サーバへ接続」をクリック、または、⌘+Kでも大丈夫
3.サーバ側で登録したユーザ名とパスワードを入力
あとは、データを入れていくだけ
参考資料
- 「標準テキスト CentOS7 構築・運用・管理パーフェクトガイド」 SB creative
- http://www.obenri.com/_operation/user_permission01.html
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